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自重できなかった人の何かの捌け口
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景凰











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「やっぱり激しいんですね。」
台所でばったり顔を合わせた竜持が、唐突に口を開く。
「ん…もう慣れたけどな。」
凰壮は冷蔵庫から 牛乳を取り出してパックのまま口を付けると、竜持が明らさまに眉を顰める。
「どうせ飲み切るんだし構わねえだろ。」
空のパックをシンクに置く凰壮に「違いますよ、」と竜持が言う。

「首筋の絆創膏、ズレてるんですけど。」
反射的に手で押さえた凰壮を竜持は白々しく見つめ「まあ嘘なんですけど、」と呟く。
「パック、ちゃんと洗っておいてくださいね。」
竜持はそう言い残すと、絶句したままの凰壮を振り返ることなく立ち去った。
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